30歳になって、ふと職場を見渡した時、そこには年齢層の高い女性が多く、還暦近くで独身生活という方もいて、私はなんだか不安を覚えました。
このまま職場と家の往復だけの毎日で、私は結婚できるのだろうか。その頃、習い事の教室で親しくなった友達がいました。私と同じように結婚願望が芽生えていた彼女から、ある日、合コンのお誘いがきました。
20代半ばに嫌な思いをしたことがトラウマになって、合コンからはすっかり遠ざかっていました。けれど、友達の話では、幹事役がお堅い職業の女性で、その人がセッティングする合コンには、基本的にはずれがないと言います。
それなら、という思いで、私は数年ぶりに合コンに参加しました。
その回の合コンでは、結婚につながる出会いはなかったのですが、幹事役と連絡先を交換し合ったことで、それ以降、頻繁に合コンに誘ってもらうようになりました。多い時は、毎週のように出かけていたものです。
合コンそのものは楽しかったのですが、だんだんと私は疲れてきました。なかなか自分の思うような異性に出会えなかったり、いいなと思った人がいても相手の気持ちが私に向いていなかったり、といったことが続いたためです。
私には、合コンでの出会い探しは、向いていないのかなと思ったりもしました。ただ、私には合コンで知り合って、仲良くなった友達がいます。
ちなみに夫との縁は、その友達の1人がつないでくれたものでした。最後に婚活している女性にアドバイス:合コンの第一目的は、当然異性との出会いですが、それだけに固執し過ぎないでいた方が、合コンは楽しめますし、楽しそうにしている方が、異性の目にも好意的に映るはずです。
また、外見だけでなく社交術など、自分磨きの理由にもなりますし、交友関係を広げる絶好のチャンスにもなります。
転んでもただでは起きないくらいの気持ちで参加すれば、この合コンは失敗だ、とネガティブな気持ちにならなくて済むと思います。